› しんば正樹が行く! › 郷土新聞コラム
ホームページ掛川市議会議員 しんば正樹

2010年08月04日

郷土新聞コラム

7月23日掲載コラムです。

今回は初めて委員会について触れております。
読者の皆さんから、多数の激励のお言葉をいただきました。

これからも市民目線を忘れずに発言したと思います。


「市民視点と議会の制約」

掛川市議会ではその年の重点課題について調査研究をする特別委員会が設置されています。その特別委員会の一つに「議会だより編集特別委員会」というものがあります。
これは定例会ごと発行されている「かけがわ市議会だより」を編集する特別委員会で、市民の皆様に議会報告をするために発行される、いわば議会と皆様との架け橋になる冊子です。 
先日この特別委員会が開催され今年度の議会だよりの編集方針について協議しました。今年度は前年度以上に多くの皆様に読んでいただき、議会の臨場感や状況を詳しくお伝えしたいと様々な議論がなされました。

この議論から議会運営機関に承認依頼をしたわけですが、今回はそのひとつに「一般質問の掲載欄に質問議員の顔写真を掲載したらどうか」というものがありました。現在の一般質問欄は質問議員の氏名と会派のみが紹介されていますので、そこに写真を掲載することで各議員の活動や考え方がより伝わりやすくなり、より開かれた議会になるのではという考えからです。
しかしながらその案は承認されませんでした。
理由は「議会だよりは議員個人を紹介するものではなく、あくまで議会報告するものであり、質問した議員の写真を掲載することは選挙活動につながる可能性がある」。さらに「要職についている議員は質問回数が減少するなど公平性に欠けるため」ということでした。
つまり「いつも一般質問をする人としない人では掲載回数に差が出てしまうため写真掲載は望ましくない」ということなのでしょう。
議員は選挙によって選ばれますので、様々な制約があるのは当然理解できます。
しかしながら今回のケースはとてもシンプルな例ではありますが、このように市民側の視点で分かりやすい議会だよりにするために提案したことが承認されず、このような時には何とも複雑な心境になります。
制約はあって当然でありますが、これからも市民視点を忘れずに様々な活動を積極的に提案・実行していこうと心新たに感じた出来事でした。



Posted by しんば正樹 at 18:24│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
郷土新聞コラム
    コメント(0)